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Porsche959 Racing

1993 Porsche 968 Club Sports1993年式 ポルシェ 968 クラブスポーツ

SOLD OUT UPDATE: TUESDAY,APRIL,25,2017 終了

車台番号:WP0ZZZ96ZPS815691

・正規ディーラー車(ミツワ物)
・希少性の高い968シリーズ
・人気ボディカラー、グランプリホワイト

”968、更に希少なクラブスポーツ”

当個体は、当時の正規ディーラー(ミツワ自動車)によって輸入された一台です。
そして、この車両は、2009年10月に弊社から前オーナ―様に販売させて頂き、
約8年の年月を経て、再度、ビンゴスポーツへ戻って参りました。

この度、入庫した1993年式 Porsche 968CS。
元々車両コンディションの悪い個体ではありませんでしたが、
弊社に入庫後、職人の手により、入念な磨きあげや、リフレシュ作業を行い、
とても20年以上も前の車両とは思えない佇まいとなりました。

通常の968とは違い、快適装備の廃止や部品の計量化などで50kg軽減されています。頭文字を意味するCSの名の通り、伝統的な計量スポーツバージョンに仕上がっています。ボディカラーと同色のホイールもこのCSの大きな特徴で、目を惹かれるポイントの一つです。
バケットシートはサポート性が大変高く、スポーツ走行時にドライバーへの体の負担を軽減してくれることでしょう。

ドアをしめれば剛性の高いボディのしっかりした音がし、さすがポルシェとうならされます。車内に配された時計をはじめとしたスイッチ類のデザインには、ディーター・ラムスに代表されるドイツのミニマリズムの精神が息づいていることを十分に感じます。

実際に走らせてみれば、RRでなくとも、そのソリッドな乗り味にポルシェであるということをご理解頂けるのと、
同時に、最高のバランスと言われたこの車両をお楽しみ頂ける事でしょう。

今となってはなかなか目にすることのない、珍しい存在となってしまいましたが、それゆえ、これからさらに、希少性が増していくことは間違いありません。他の方とは違うポルシェが欲しい方、ドライバーズマニュアルや、メンテナンスノート、スペアキーなど充実した付属品があるこの個体を、どうぞご検討下さいませ。



"ポルシェ・968の歴史"

ポルシェ・968の誕生秘話は、1982年に発表された先代944の開発ストーリーに隠されていました。高性能版としての944Sが1987年、その進化版として944S2が1989年に登場しましたが、経営陣達はさらに“S3”を開発し、最終進化版としようと画策しました。

しかしながら、その開発段階において、既存の機関部の8割が新しく開発されることになったため、新型車両の“968”として1992年に登場することになったというわけです。968はポルシェにとって決して廉価版という位置付けではありませんでした。

先代の924、944は製造をアウディ社のネッカーズルム工場に委託していたのに対し、968からはポルシェ自社のツッフェンハウゼン工場で製造されるようになったことから、まさにポルシェ社によってつくられた正真正銘のポルシェ、というわけなのです。944と同じく直列4気筒エンジンを搭載しましたが、改良を受けた結果、240馬力を発生。一方で、バリオカム可変インテークカムシャフトコントロールを市販車として初採用するなど、時代の先端に立ったモデルでもありました。その他デュアルマスフライホイールの採用や、吸排気系の見直し、エンジンの電子制御システムもアップデートを受けるなど、改良点は広範にわたります。

1989年に登場した911(タイプ964)シリーズで搭載されたばかりのティプトロニックもオプション設定され、マニュアルトランスミッションは先代の5速から6速が標準になっています。社内デザイナーであるハーム・ラガーイによる洗練されたデザインも968の魅力と言えます。

ラガーイはBMW時代にZ1のデザインを監修し、ポルシェではタイプ993、996のフェイスリフトを担当。さらにはカレラGTのデザインの監修までしていた人物です。

フロントセクションは同時代を代表するスーパーカーである959からの影響を感じさせると同時に、後に発表される993のデザインの先取りでもありました。
924からのFRクーペスタイリングを継承し、特にボディサイドのプレスラインにはその影響が色濃く残っています。
それでいて先代までの角ばったデザインからは一転して、モダナイズされているのですから、ラガーイのデザイン力はやはり相当なレベルだったといえるでしょう。

新しく採用されたポップアップ式のヘッドライトもユニークなものです。スモールでは格納されたままですが、ヘッドライトオンになると、まるで球体が回転するようにしてライトが起き上がります。

968にはクーペとカブリオレの両方のボディタイプが用意されていましたが、
その他にも軽量化を受けたクラブスポーツ・バージョンや、ターボモデルも存在します。特にターボモデルは生産台数が少なく、ターボSが16台、ターボRSに至ってはたったの4台が生産されたのみです。その高い希少性は言うまでもなく、相場上昇が今ほど著しくなかった2012年のオークションで、ターボRS1号車が346,500米ドルで落札されています。

そうした希少なターボモデルの存在を除いても、968が今となっては希少なモデルであることは紛れもない事実です。
924が15万台以上生産され、944が16万台以上生産されたことを考えれば、
968の総生産台数は1万2776台ととても少ないものでした。
うち、カブリオレモデルが4389台、クーペモデルが8387台となっています。

968は、2002年にカイエンが発表されるまで、ポルシェ最後のフロントエンジン車であり、2016年に発表された718型ボクスターが登場するまでの間、4気筒エンジンを搭載した最後のポルシェでもありました。

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