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2010 Lamborghini Murcielago LP670-4 SV2010年式 ランボルギーニ ムルシエラゴ LP670-4 SV

SOLD OUT UPDATE: THURSDAY,APRIL,30,2015 終了

2010年式 ランボルギーニ ムルシエラゴ LP670-4 SV

・ムルシエラゴ最終最強モデル
・ワンオーナー、ディーラー車
・純正オプション多数装着

“ムルシエラゴの最終進化型"

ムルシエラゴ LP670-4SVは2009年3月に発表された、350台の世界限定モデルです。伝統のSVネームは、ミウラSV(スピント・ヴェローチェ)、ディアブロSV(スポーツ・ヴェローチェ)に次ぐ三代目で、その意味はスーパー・ヴェローチェとなります。LP640をベースにパワートレインはもちろん、エアロダイナミクスやシャシー性能を大幅に改良したもので、公開されたスペックは限定車レヴェントンをも上回っていました。

LP640よりも約100kg軽量化されており、車重は1,565kg。エンジンはついに6.5リッターとなり、車名にある通り、670psを発生します。パワーウエイトレシオはわずか2.3kg/psで、0-100km/h加速は3.2秒と発表されました。ブレーキには標準でカーボンセラミックディスクブレーキを採用。最高速度は342km/hでした。

当個体のエクステリアカラーはセンスの良いグリジオ・テレストで、イエローキャリパー、エアロパックウイング、カーボンインテリアパッケージといった高額オプションが多数装備されています。ワンオーナーのディーラー車で、HDDナビ・バックカメラ・ETC・保護フィルム施工済みのとなっています。

“ランボルギーニ・ムルシエラゴの歴史"

ムルシエラゴは、99年にランボルギーニがアウディ傘下に入った後に初めて企画された、ディアブロ後継となる12気筒ミッドシップ2シーターのフラッグシップモデルです。

2001年のフランクフルトモーターショーで発表され、同年秋から市販されました。車名の由来は、過去のランボルギーニ車の伝統にならって、19世紀に実在した伝説的な闘牛の名前から取られています。スタイリングは当時ランボルギーニのデザイン部長であったルク・ドンカーヴォルケが担当しました。

後に発表されたガヤルドに比べ、親会社であるアウディ社の影響が比較的少ないモデルであると評価されています。ガヤルドはアウディR8と兄弟モデルであり、アルミ製スペースフレームにアウディテクノロジーの色濃いV10エンジンを搭載していましたが、ムルシエラゴにはアウディに買収される以前に設計されたディアブロの構造的特徴の多くを受け継いでいました。

ボディは角断面を持つ鋼管スペースフレーム構造で、外部からの応力をほぼ全てシャシーによって負担しています。シャシーの大部分はスチール製となりますが、フロアパネルと一部の補強用補助構造体などにCFRP(炭素繊維強化樹脂)を使用しています。また、ボディパネルにもカーボンファイバーを使っていますが、ルーフと左右のドアはスチール素材としました。最先端素材を多用したことで、ディアブロよりも全長が約100mm延長された、つまり巨大になったにも関わらず、乾燥重量ではほぼ同水準の1,650kgに収めることができたのです。

車名をあらわすエンブレムが装着されない代わりに、ドアのサイドシル部分に"MURCIELAGO"のロゴが刻まれています。ドアの開口部はガルウイングドアの上昇量が増やされ、開口部も広く取られたことにより、ディアブロに比べ格段に乗降性が向上しました。

搭載されたV12エンジンは新規設計されたものではなく、ディアブロからキャリーオーバーの改良発展型60度V12DOHCです。このエンジンはその基本設計を、カウンタック、ディアブロと受け継いできたもので、ディアブロ最終モデルである6.0SE用エンジンのストロークを延長し、排気量を6.2Lとしました。その後、マイナーチェンジしたムルシエラゴがLP640(640馬力)と呼ばれたことから、初期型を620と呼ぶマニアも少なくありません。

パワートレインの配置はカウンタックやディアブロと同様にユニークな縦置きミッドシップで、キャビン背後に置かれたエンジンからの出力は、いったん運転席と助手席の間、センタートンネル内のトランスミッションを経て折り返してから、後輪へと伝えられます。ディアブロ以前ではオイルパンを貫通していたドライブシャフトを、ムルシエラゴではディファレンシャルギアごと車体右側にずらして設置し、潤滑方式をドライサンプとしたことで、エンジン搭載位置を50mm下げることに成功しました。これにより、ディアブロ以前とはまるで違う車両安定感を得たのです。

トランスミッションも従来の5速から6速に変更され、後に”e-gear”と呼ばれる2ペダル・セミオートマチックトランスミッションも追加されました。

ディアブロにはMR(後輪駆動)と4WDの二つの駆動方式が用意されていましたが、ムルシエラゴでは4WDのみの設定となっています。ムルシエラゴの4WDシステムはVTビスカス式センターデフ方式こそ踏襲したものの、ディアブロが姿勢を崩した際に効力を発揮する動作制御であったのに対して、通常でも前輪へと積極的に駆動力を配分するものに変更されました。電動可動式ウイングとともに、高速領域での走行安定性を高めています。

また、自動で開閉するサイドインテークが装着されており、その開閉の様子にもまた、車名(ムルシエラゴはスペイン語でこうもりの意味でもある)との類似性を見いだすこともできるのです。

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